〜 花と名水が出迎える、小さな冒険ハイキング 〜
往復約2時間、島の自然を凝縮した低山コース
標高444メートルの「ポン山」は、アイヌ語で“小さい山”を意味する名のとおり、誰でも気軽に挑戦できる人気ハイキングスポットです。北麓野営場を起点に片道およそ60分の緩やかな登りが続き、道中には名水百選の一つ「甘露泉水」や可憐な高山植物が点在。小さな冒険心を満たしつつ、利尻島の豊かな自然をギュッと味わえます。
高山植物の彩りと雲海のドラマ—季節ごとの絶景を楽しむ
春から初夏はエゾエンゴサクやチシマフウロなどの花々が登山道を彩り、夏は深緑、秋は紅葉と、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。特におすすめは、春先や秋晴れの早朝。山頂に着く頃、眼前に広がる利尻富士と礼文島、そして運が良ければ雲海が織り成す幻想的な景色が、早起きのご褒美として待っています。
名水で一休み、達成感もひとしお
スタート地点の北麓野営場へは鴛泊市街地から車で約10分。登山道は整備されており、特別な装備は不要です。途中の甘露泉水で喉を潤しながら進み、山頂で大パノラマを味わえば、短時間ながらしっかりとした達成感と爽快感を得られるはず。登山初心者はもちろん、ファミリーや写真好きの方にもおすすめの“ちょうど良い”山歩きをお楽しみください。